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Life will be beautiful

憂鬱・・・

先日内科部長から呼び出しがあった。

なんか嫌な予感・・・。

私の知る限り「やらかした」ことはないはず。

となると、もしかしたら・・・?

面談室に向かう。
そして、言われたことは「来年度週末の日直に入ってくれないか?」ということであった。

即答できなかった。

心の中では「絶対イヤ」。
でも、状況的にはやってやれないことはない。
少し言い訳めいた発言をしながら、完全回避できる理由もみつからず、とりあえず「考えてみます」と言ってその場を終わった。

私が日直が嫌な理由は二つ。
2015年のハル君妊娠時のつわり発症時から実に8年近く救急業務に携わっていないこと、それと平日もろくに息子との時間がとれていないのに月に1回程度とはいえ貴重な週末に業務が入るとますます時間がなくなること。

実は今の病院で私のように小学生を育てている内科女医は他にいない(外科系や小児科にはいる)。
数名子供がいる女医はいるが、まだ子供が小さく時短勤務または非常勤。
もう一人いる子供のいる女医は子供がおそらく高校生。彼女は現在日勤業務を担当しているが、いつから復帰したかは不明である。

私の年齢的にはまだ当直をしなきゃいけないのは分かっているし、夫も協力してくれるのはわかっている。
とにかく気が乗らない、っていうか気が滅入る。
8年ぶりの救急だ。
自分の専門以外を、何かわからない症状の人をみるなんて、不安でしかない。
研修医も外科系の先生もいるけれど、瞬発力を要する救急を私はこなせるんだろうか。

でも、結局長いものに巻かれ、時の流れに身をまかせる私は「Yes」と答えた。

ただ後で思ったことは、もっと状況を把握して答えればよかったと思った。
というのは私が前例を作ったことで、他の子育て女医に及ぼす影響も考えられるということ。
なので、私より先に日直業務に復帰した女医さんの子供が何歳の時に復帰したのかを確認する、せめて今いる女医さんに日直業務復帰時期の希望をうかがう・・・などをすればよかったな。
もう時はすでに遅しだが・・・。

さて、これからどうなるか。
毎年仕事も家庭も状況が少しずつ変化している。
やってやれないことはないけれど、自分の力を100%近く出し切っている働き方になりつつある。
これ以上注がれると、自分にも周りにも何かよくないことが起こりそう。
人員補充によりいろんなことが楽になるかと思ったけど、やはりセカンドライフ構想は近い将来実行に移すことになるのかな。

# by dckuma | 2023-03-19 21:01 | しごとのこと | Comments(0)

今年こそは!

結婚して以来、妊娠中およびハル君が2歳になるまでを除いて、毎年海外旅行にいっていた私たち。

ハル君の海外デビューは3歳になった年。
フィリピンボホール島にいった。
次の年はオーストラリア、その次はアメリカかカナダ・・・なんて考えていたが、以後の海外旅行はお預けとなった。

そうコロナ。
来年こそは、来年こそはといいながら、結局丸3年行くことができなかった。

そして、今年。
5月にはコロナも5類に移行する。
世間的な目としては海外に行く人に白い眼を向ける人もいるであろう。
でも、私にとって旅行は人生に潤いを与える大切なもの。
別に犯罪を犯しているわけではないし、今年は行くことに決めた。

ただこのタイミングで円安はかなり痛い。
もともとコロナがあけたら海外旅行の目的は「海外に住む友人に会いに行く」というものを計画していたのだが、金銭面も無視できない。
ついその信念を曲げて、マレーシア旅行を計画しそうになったが、旦那の「次はアメリカ方面に行きたい」という要望があったので、ハワイ旅行を計画することにした。
そう、ハワイに一人友人Sがいるのだ。

Sは私が昔行っていた英会話スクールの先生で、先生として習った記憶よりもスクール外で一緒に遊んだ記憶の方が強い。
スクールを去りし後も時々遊んでいたが、彼が東京に行き、その後ハワイに引っ越してからはfacebookでのやり取りのみとなった。

ハワイは一度行ったことあるし(旦那はないけど)、次行くならオアフ島以外と考えていた。
でも、旦那が初めて&Sに会うってことならオアフ島も悪くない。
子連れにもよさそうだし!

ってことで、早速予約。
当時のことを思えば目ん玉飛び出る価格だが、致し方なし。
向こうに行ってから使う分をセーブしよう!

実はSは某ホテルのマネージャーをしている。
彼のホテルに宿泊したらいいかなぁと思ったが、かなりのお値段だったので断念。
それでもワイキキビーチの見える妥協した割には悪くないお部屋を予約できた。

とりあえず自分の希望する7月の日程で予約を取ったが、まだ上司には確認していない。
例年上司は8月にとるので、問題ないと思うが・・・。

ということで、これからはゆっくりハワイ旅行に向けて準備していきまーす。



# by dckuma | 2023-02-28 20:34 | たびのこと | Comments(0)

少しほっとする

つい先日朗報が入ってきた。

4月から当科のメンバーが一人増員されるという。
正確には元に戻るのだが。

ここ1年二人体制でどうにかやってきた。
でも、育児をしながらのこの体制はきついものがあった。
子供との時間がとれないのだ。

また子供関連のことで休みをとらないといけないことも多々あり、特にコロナ禍不測の事態はしばしばおこった。
上司はとてもいい方なので「あとはやっとくよー」と言ってくれた。
ただその分心苦しさもあった。

でも、メンバーが一人増える。
これで週末のオンコールが少し減る。
大して呼び出しがあるわけではないのだが、オンコールの間は遠出もできないし、終始電話を気にしていないといけないし、精神的に余裕がなくなる。
ハル君をどこかに連れて行ってあげたいけど、美容院だって行きたい。
この1年はプライベートが削られる年だった。
メンバーが増えれば、少しは気持ちにゆとりができそう。

一方で、私が考えていたセカンドライフ構想。
これはもう少し後になるかもしれない。。。
今の職場でもうちょっと頑張ってみようと思う。
ただ、いまのうちに下地は作っておきたいので、セカンドライフに向けての情報収集は引き続き行う予定。

さぁ来年度はどうなるか。


# by dckuma | 2023-02-21 21:04 | しごとのこと | Comments(0)

同じところばかり

昨年末書類の整頓をしていたら、開封していなかった職場での健診結果がみつかった。
いつもと変わらないだろうと開けてみる。

すると「貧血」の文字。

よく見るとHbが10.8g/dlであった。
全く自覚症状はない。
確かに階段のぼると息切れはするけど、マスクつけてるのと運動不足のせいだと思っていた。

再検するように書かれていたが、すでに数か月放置。
これぞ医者の不養生?
ってか単なる確認漏れ。

それにしても何の貧血だろうか。

と考えていると、気付いた。
最近生理の量が多い!
まだ生理が始まったばかりの小中学生のような失敗?がここ何か月か続いていた。
これってもしかして過多月経?

私は年に1回子宮筋腫の経過観察と子宮頸がんの検査のため、婦人科にいっている。
だが、忙しくて気付けば前回受診時から1年半過ぎていた。

そして、先日婦人科へ。

先生に事情を話すと血液検査も追加となった。
やはり貧血だった。

さらに内診の結果、子宮内膜にポリープ疑い。
これが過多月経の原因と考えられた。

先生から鉄剤を処方され、月経時期に止血剤のトランサミンを内服するよう言われた。
また半年後に経過観察の方針。
もしサイズが大きくなり続けるようであれば、手術を考えるとのこと。

はぁ、婦人科系の疾患ばかりいつもなるなぁ。
しかも、経過をみている子宮筋腫は6㎝→8㎝に増大。
こちらは閉経するまで様子観察する方針になっている。

ひとまずポリープのフォロー。
悪くならないことを祈るのみ。

# by dckuma | 2023-02-13 22:47 | からだのこと | Comments(0)

とりあえず黙る

私には仲のいいママ友が二人いる。
ハル君の幼稚園の時からの仲間で、同じ小学校つながりということでなんとなく一緒にいることが増えた。
2人とも私より社交性があり、その子供たちも私のイメージする?小学1年生である。
ハル君は超絶マイペースなもんで105.png

そんなある日のこと。
ママ友Sからこんなことを聞かれた。
「学童にいるA君って知ってる?すごく乱暴な子らしくって、いろんな子をたたいたりしてるんだって」

私は知らなかった。
というより、私はいろんな情報に疎い。

するとママ友Kが「実はうちの子1回やられたんだよね。だから、やりかえしちゃえ!って言っちゃった。でも、うちの子がたたいたとか言われちゃって」
S「え?やられたからやり返しただけだよね。それってひどくない?その子のお母さんちゃんと知ってるのかな?」
K「一応先生が注意はしてくれたみたいなんだけどね」
S「そんな子、学童にいれないでほしいわ」

一連のやりとりを見ていた私は終始黙って聞いていた。

前にも似たようなことがあった。
Sは情報通なので、いろんなことを教えてくれるのだが、その時も「乱暴な子がいる」「危険な行動をする」「誰彼構わずたたいたりする」というものだった。
最終的にその子に対して排除的な発言をする。

こういう時、私はいつも思う。

「どうしてその子はそういう行動をしたのだろうか」と。

結果だけをみれば、良くないことは重々承知だし、やられた方の当事者の立場になればSのような発言をすることもやむをえないと思っている。
だが、その子を排除して事が片付くというのは違う。

実はA君は息子と同じクラスである。
SとKの子供は別のクラス。
学童で一緒になったため、↑のようなことが起こったのだ。

ハル君にそれとなくA君についてきいてみた。
すると「知ってるよー、サッカーがすきなんだよ。でも、すぐたたいたりして先生におこられるんだよ」と言っていた。
「ハル君はA君のことどう思ってるの?」
「べつに。ドンとされたことはあるけど、サッカーするとたのしいよ」

ハル君はA君の取り扱い?に慣れていた。
子供が培った社会性と認識する。

なので、私はこの件に関してはこれ以上深入りしないことに決めた。
もしハル君が困っているというのであれば、何か手をうつことも考えないといけないのだが、その必要性はなさそうだ。

仮に困っているといった場合どうするか。
やはり一番は子供と解決策を導き出すということ。
それをすっ飛ばして、大人だけで対応してしまっては何の解決にもならない。
ヘタしたらA君が孤立化してしまうし、子供たちのもつ自浄力を損なってしまうかもしれない。

この話をきいて以降、SやKからA君の話をきくことはなかった。
多分今後もこの手の話はでてくるだろう。
世の中的にはSのように発言する人の方が多いのかもしれない。
私の考え方はおそらく当事者意識と対極を行くものなので、それを相手に押し付けてはならない。
実際私が当事者となったらこの客観性をもった考え方ができるのかもわからないし。

つくづく思う。
日本って排他的だなぁって。

# by dckuma | 2023-02-06 21:16 | しゃかいのこと | Comments(0)

妻として、母として、医師として

by dckuma