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Life will be beautiful

カテゴリ:かぞくのこと( 29 )

ひきこもるということ~Aの変化~

その後、私は大学受験に失敗し、地元を離れ、寮のある予備校に入学した。
1年後に無事医学部に合格し、さらに地元から遠い場所に引っ越した。

弟たちは私の高校卒業と同時に中学を卒業した。
しかし、中学時代をまともに過ごしていなかった弟たちが受験を乗り越えられるわけもなかった。
ただ両親はここが転機とばかりに弟たちを高校に行かせることに必死になっていた。

そして、Aは熊本市内から離れた地域の高校へ入学し、寮生活を開始。
Bは1年遅れで、祖父母のいる北九州の高校に入学し、祖父母の家に住むようになった。

でも、高校に入れるという目的を果たしたのかもしれなかったが、弟たちの心がついていってなかった。
Aはすぐに高校に行かなくなり、やがて自主退学した。
実家に戻り、ここから本当のひきこもりが始まった。
食事以外は部屋から出てこなくなり、昼夜逆転の日々を送っていたようだった。
遠方にいる私はその当時の姿がどうだったのか、家の雰囲気がどうだったのか実際見ていた訳ではない。
電話で尋ねても母は重い口を開くという感じで、あまり詳細は語ってくれなかった。

一方、Bは居候生活を続けていた。
祖父母の家には叔父家族も住んでおり、人間的にすごくいい方々であったが、性格的に人見知りの強い弟はとてもつらかったと思う。
そんな環境でもBは高校を卒業した。
そして、大学に入学したのだが、結局親の、というより父の意向を組んだような学部に行った影響か、またもやドロップアウトした。

AもBも再びひきこもりか、と思い始めた頃、希望の光が見え始めた。
Aが大検取得を目指して、予備校に通い始めたのだ。
予備校も行かないこともあったようだが、それでも一般の高校3年生の年にほとんどの受験資格を得て、翌年に完遂した。
そして、志望校に一発合格したのだった。

AはBよりもひきこもり度が強かったが、なぜ急に?

誰にもわからなかったが、確実に言えることはただ一つ。
本人が誰よりもこの状況から抜け出したかったのだ。

そこから彼の人生は見違えるようになった。
大学はとんとん拍子に卒業し、現在CADを用いたとある製品の設計に携わっている。
大学時代はゴルフにはまり、それが今の会社での人間関係の構築に役立っている。
家族からすればかなりこだわりの強い頑固な偏屈ものだが、外では仕事熱心なゴルフ好きな人として、親しまれているようだ。
一度Aと私が同時に帰省中にAの携帯に会社からの電話があった。
その口調はよそいきで、全うにやっているのだと姉として安心したのを覚えている。

つづく

by dckuma | 2019-07-12 20:53 | かぞくのこと | Comments(0)

あれから・・・

今年初の旦那話。

ブラック企業退社後、旦那はすぐにアルバイト生活に切り替えた。

これまで正社員雇用にこだわっていたが、理想的な会社に出会える可能性はごくごくわずかで、見つかったとしても、面接にこぎつけられるのはゼロに等しかった。
金銭面を考慮し、すぐに働けるアルバイトを選択したのであった。
私としては私の扶養に入ってもらい、じっくり正社員の仕事でも・・・と思っていたのだが、義母の金銭援助もあり、すべてを私に・・・というのは抵抗があったようだった。

ただアルバイトと言っても条件があった。

①昼間の勤務であること
②基本土日祝日が休みであること
③社会保険完備であること
④できたら交通費支給
⑤通勤しやすい場所であること

これらの条件を満たすアルバイトは結構少ないが、案外早くにみつかった。
配達系の仕事である。
冬場だったため、春までは同じ会社の灯油配達をして、春からはネットスーパーの宅配に変わった。
どこのどんな会社でもなじむのに時間がかかる旦那はいつものごとく不平不満を言っていた。
私はそんな旦那をいつも怒っていたのだが、ネットスーパー宅配に変わってからは今度は私が不満に・・・。

当初ネットスーパーの勤務時間は希望通りにできるとのことであった。
だが、実際働いてみると、バイト仲間から不満の声が直接旦那に向けられた。
面談を行った人が適当なことを言っただけだったのだ。
ということで、土日祝日、夜間配達ゼロというわけにはいかなくなった。
さらには夜間配達じゃない日でも依頼者不在や交通渋滞などの事情により夜間に食い込むことも。

旦那のいない時間が増え、ワンオペ育児状態になりつつあった。
しかも子供の寝かしつけ時間頃の帰宅になることも多々あり、せっかく寝かけていた子供が覚醒してしまうこともあった。
それでも旦那が楽しんでいる仕事なら納得がいくけど、そうではない。
旦那の愚痴も聞かされ、私は発狂寸前、いや、もう発狂していた。
今回は私の方からお願いした。
続けたい仕事で無いなら、違うバイトにしてほしい、と。

旦那も素直に受けてくれた。
体力的にも続けられる仕事ではないし、精神的にもイロイロあってつらかったということもあって。

そして、現在。
昨年11月からコールセンターで働いている。
しかも、けっこうハイレベルな証券会社で!
かなり幅広のアルゴリズムで、しかも仕事内容的にちょっとのミスも許されず、かつ時間との勝負ということもあり、経験者でも根をあげてしまって辞めているようなレベル。
マイペースな旦那は案の定目をつけられて、結局他のコールセンターにうつることになった。

当初旦那はコールセンターそのものをやめようかなと言っていたが、これまでの経過から見てどの仕事に行ったって、結局一緒。
証券会社は大変だったかもしれないが、それでも他の人に遅れてでも成長できたし、もう少しレベルを下げればいけるかもしれない。
愚痴の内容もこれまでとは質が違っていたので、プラスになることも多いかもしれない。
もう少し続けるよう伝えた。
新たな部署の面接も無事合格し、3月からは内容を変えた別のコールセンターに勤務することとなった。

今はとりあえず生活の基盤を作ること。
そこに重きを置いて頑張ってもらおうと思う。

by dckuma | 2019-02-26 20:29 | かぞくのこと | Comments(2)

旦那、その後 ~最終章~

結局旦那は社長の指定する日に会社に行く必要はなくなった。

そもそも私が社長に電話した理由は退職した旦那に指定日時に会社にくるよう言ってきたからだ。
前回書き忘れたが、私が問いただすと社長は「なんで『精一杯頑張ります!』と言ってやる気をみせてくれなかったのかききたかった。今後の為にもアドバイスをしてあげたかった」と言う風なことを言った。
そんなことあるわけない。
散々旦那を追い詰めるような言葉を夫婦ともに浴びせ続けておきながら、退職後にそんなことをわざわざ呼び出してまで話すこともないだろうし、仮にそうであったとしても旦那は給料日に給料を取りに行くわけだからその時に言えばいい(この会社、今時給料現金手渡しの会社だった)。
旦那を雇うのに支払った仲介手数料が相当くやしかったと思われ、一円でも旦那に難癖つけて払わせたかったのではないかと私は考えた。
そのための呼び出しだったのでは、と。
そうつっこんだところで、「はい、そうです」なんて向こうも言うわけないし、私も気づかないふりして「アドバイスをしていただくために主人に連絡をくださったんですか?そういうことでしたら、ぜひ社長さんから伝えてもらった方がいいので、主人に◎月◎日にそちらに行くよう伝えます。大変失礼しました」とすっ呆けた。
すると向こうは「ええ・・・まぁ、でも奥さんにお伝えしましたから、大丈夫です。奥さんから、(旦那)さんに伝えてください」ということになった。

それから数週間後、給料日がやってきた。
旦那は給料を会社に取りに行った。
その際に社長は「奥さんからの電話で俺は傷ついた」と言ったそうな。
一方、社長妻は完全無視。
旦那は必要以上に大きい声で「お世話になりました!」と言って、去った。

だが、帰宅後給料明細をみてみると、謎の給料カットがなされていた。
一つは交通費が満額支給ではなくなっていたこと。
もう一つは自宅待機を言い渡された日の分が無支給になっていたこと。
弁護士さんに相談した際には会社側が自宅待機しろと言った日も会社命令のため、給料は発生すると言われた。
基本的に契約書通りに給料の支払いはなされるべきなのだ。

正論をもって争うことは可能であった。
でも、一連の騒動で精神的にも疲れ切っていた私たちは1-2万円のために争う事よりも平穏を選んだ。
と同時に会社側の最後の悪あがきも感じた。

あれから1年の月日がたったが、今のところ何の嫌がらせもなく、平穏に暮らせている。
だが、この一件依頼、転職活動はさらに慎重になったことは言うまでもなく、どんな小さな違和感も大切にするようになった。
おかげで、仕事はなかなか決まらなかったけど。

おしまい。
皆様、ながーいお話にお付き合い、ありがとうございました!

by dckuma | 2018-12-13 22:51 | かぞくのこと | Comments(5)

旦那、その後 ~社長vs私編 続き~

では、内容をご紹介

*社長が旦那に提示した契約書について言及
話の流れで社長は自分が父親の会社を引き継いで、厳しい経営状況でありながら、ものすごく努力しているということを語りだした。
その時は比較的穏やかな口調で、「ね?わかるでしょ、奥さん?」みたいなこっちに同調を求めてくるような態度であった。
だけどね~、これまでのアナタの態度知ってたら、それも詐欺の手口?みたいな冷静さで、私はきいておりましたよ。
女性には感情で訴えろとでも思っているのかしら。
私はある程度聞き終えた後、「社長さんのご苦労はわかりました。でも、そんな信念でされているのであれば、なぜにあのような脅迫めいた契約書を提示したのですか?」と言った。
すると、社長は「あれは(旦那)さんにやる気を出してほしかったからですよ。僕もっと頑張りますので、って言ってほしかったんですよ。」
私「あの契約書で社員は恐怖しか感じませんよ。しかも、それまでにもいろいろ主人におっしゃってたみたいですし、社長からあのような契約書を見せられたら、やる気を出すために・・・なんて捉えません。」
社「でも、あの契約書は回収しました。」
私「知っています。でも、あんな契約書が存在していたこと自体がありえないんです。しかるべきところに相談したところ、労働基準法違反だと言われました。」
ここで、私は弁護士とは言わなかったが、第三者に介入してもらっていることをほのめかした。
社「そんなことはない。こっちはちゃんと社労士と相談して・・・」
私「私には専門的なことはわかりません。ただ、仲介手数料の支払いを求めたり、本人の承諾なしに20%の給料カットをすることは労働基準法違反だと言われました」
社長は私のこのほのめかしにやや不安を感じたのか突然「奥さん、大体何が言いたいの?どうしたいの?」と急に声を荒げてきた。
私「私は仲介手数料の支払いの請求はしないこと、給料はこれまでの契約通りにちゃんと支払う事(この時点で当月の給料日はまだだった)、退職に関連する書類をきちんと準備して頂くことです」
社「何お金の問題なの?」
私「そうですね。」と言い切ったものの他にもあったような?とこの時私は心の中で思っていた。

*社長・専務の脅しに言及
・旦那が全然仕事をしない
社長曰く旦那は全然仕事をしないというが、本当にしていないのか?と問い詰めたところ、自分が指示した通りのことをできない、しない、と。
このことについては旦那の意見もきいてはいるが、正直社長が無理難題を押し付けているのか、はたまた旦那が本当にできないのか、私にはわかりかねることであった。
だが、自分の要求通りにできないことを「全然していない」と切り捨て、また旦那が自分の要求を満たしてくれると思い雇った社長自身の責任でもあることを理解し、違法な減給を突きつけるのはおかしいと伝えた。

・懲戒免職にする
社長は旦那が全然仕事をしない上に、会社の雰囲気を悪くしており、それは懲戒免職に値すると言っていた。
そのことを指摘すると社長は「そりゃ当然、懲戒免職もおかしくないよ、奥さん。うちみたいな小さい会社は態度が悪い人間がいるだけで、会社の雰囲気がものすごく悪くなるの。みんな言ってるよ、社長さんは(懲戒免職にしなかったから)やさしいって。(旦那)さんの将来もあるからね」
いやいや、雰囲気悪くしただけで、懲戒になるわけないっしょ。
なんなら全く仕事せずにずっと会社のイスに座り続けてたって、そうそうできるもんじゃないですよ。
そんなことはできませんと言い切ると、「おかしいな~。社労士はそう言ってたのに」と言ったが、私が再び弁護士の存在を匂わせると、話をそらした。

・触れ回り
社長は例の戦いの日に旦那に二度とこの業界で働けなくすることだってできると言っていた。
そんなことはやめてほしいと伝えると、「そんなこと僕がすると思いますか?」だとさ。
「思います」という言葉を飲み込んで、「実際さっきから聞いていると、主人について他の会社の人と話しているようじゃないですか」というと、
「しょうがないじゃない、みんな聞いてくるんだもん。あの人どうしたの?って。でも、みんな社長さんそれは仕方ないよ、って言ってるよ」
いやいや、聞かれても「一身上の都合でやめました」でいいんじゃ?
自分の見解交えて言ったら圧倒的に旦那に不利なことしかいわないじゃん。
ってか、「みんな」って言葉がやたらと多いのが気になる。
多分一人二人が社交辞令的に言ったのを鵜呑みにしているか、自分の都合のいいように伝えて賛同を得ているのかどちらかにちがいない。
だから、私は「さきほどからみんなとおっしゃっているのはどなたですか?」と言っての見解を述べると、「経営者をばかにするな!」とどなられました。

・経歴詐称呼ばわり
旦那は以前有期雇用契約で2ヵ月ほどとA社で働いていた。
その後契約更新をしなかったのだが、ハローワークの人に相談した結果、直前の仕事ではなく、短期間の雇用の為、必ずしも履歴書に書く必要はないとの事であった。
履歴書の転職回数は非常に印象を悪くするものであり、しかもこの会社で働く数個前の会社の雇用であり、記載しないことにした。
社長はそのA社を履歴書に書いていなかったことを指摘し、経歴詐称だ、A社に入っていたことがわかっていたら、雇わなかったと言い出したのだ。
確かに履歴書に書く義務はなくても書かなかったことでもめることがあるとは聞いていた。
だが、履歴書には書かなかったものの旦那は社長にそのことを話していた。
その時社長は「それは仕方ないな~」と賛同していたのだ。
それならその話をきいた時点で経歴詐称だと騒げばいい。
この期に及んでそんなことを言ってくるなんて、おかしな話。
社長に「経歴詐称と言われたそうですが、主人はA社に勤めていた話をしていますよね?それならその時に指摘すればよかったじゃないですか」と言うと、「あの時は(旦那)さんが経験者っていうから信用してたんだよ~」と言った。
すかさず「それならそれでいいじゃないですか。あとから経歴詐称と言い出すなんておかしいですよね?」
さらにA社での出来事を当時の支店長にいろいろきいたようなことを言うため、「おかしいですね、支店長は主人がA社との契約更新をしなかった経緯をしらないはずですけど?主人は直接大阪の本社に行って、本部長と話して決めたんです。その席に支店長はいませんよ」と言った。
すると社長は「(支店長)さんはそう言ってたんだけどな~」とそれ以上は言わなかった。
私は社長は「俺は何でも知ってるよ、情報は筒抜けだよ」ってことをアピールするために、あたかも知っているようにふるまったと考えた。

・押さえるところは押さえる
もともと電話が好きではない私が、1時間以上も社長と話をしたのだ。
私はとにかく心の中で「冷静にいよう」としていたが、やはり気分の抑揚は生じるもの。
社長もそのようであった。
時に私に自分の苦労話を語ったりもした。
私に同情心をもってもらおうと思ったのだろうか?
とりあえず、傾聴して「ご苦労されたことはわかりました。でも、そんな社長さんがこんなことをするなんて・・・」ということを伝え、決してあなたの話にほだされてはいませんよということはアピールした。
そして、電話を切る直前に「短い間でしたが、主人が大変お世話になりました」と伝えると「いえいえこちらこそ」と社長から返ってきたが、「あとはお手数ですが、離職票や健康保険資格喪失証明書などの準備をよろしくお願いいたします」と付け加えた。
社長はおそらくなんなんだこの女?と思ったに違いない。
でも、社長は「ああ、そうですね・・・」とだけ答え、電話を切った。

細かい話は他にもしたが、こんな感じの内容だった。
冷静に思い返せば、社長は自分に都合の悪い話になると泣き落とし作戦か怒るか話をそらすという単純な反応だった。
できるだけそういう隙をつっこもうと思っていたが、平静を装いながら平静ではなかった私は電話を切ったあと、ああいえばよかった、こういえばよかったといろいろ考えた。
と同時に、電話をしたことを後悔もした。


次回は最終話です。

by dckuma | 2018-12-02 23:28 | かぞくのこと | Comments(1)

旦那、その後 ~社長 vs 私~

社長からの電話は「話したいことがあるから◎月◎日に来てくれと」とのことであった。
それは退職してから2週間後の日程であり、どんな内容か聞いても「来た時に伝える」と教えてくれなかった。
何の義務があって退職後に会社にいかねばならないのか。
まだこの時点で次の仕事は決まっていなかったものの、2週間後となればわからない。
内容によって応じるレベルだ。

ようやく離れられたと思った社長からの再びの電話にビビりあがってしまった旦那は、毅然とした態度をとることが出来ず「わかりました・・・」と返事をしてしまった。
一方、私はその話を聞いて、「ありえない!」と怒り心頭。
今回の一連の騒動はもちろん旦那自身にも問題があると思う。
だが、会社側のありえない態度はプロの目からも立証済みだ。
ここで強気に出ないでどうする?

そして、私はとうとう行動を起こしてしまった。

会社に電話をしたのだ。

嫁が会社に文句の電話をするなんて、わかってます、タブーです。
でも、退職後にもこちらに関わってこようとする会社に堪忍袋の緒が切れてしまった。
目には目を、歯には歯を、ありえないやつにはありえない対応を。

自宅に帰り、息子を旦那に預け、義母の家に避難するよう伝えた。
もちろん息子に内容を聞かれたくなかったからだ。
そして、携帯電話だと万が一報復を受けて仕事中に電話がかかったりするかもしれないと思い、固定電話から電話した。

社長にはすぐ取り次いでもらえたが、夕礼の最中とのことで、いったん電話を切った。
だが、その後しばらくして旦那の携帯に電話がかかってきたのだ。
多分、私が電話をかけてきたことに対する苦情だったのであろう。
でも、残念ながら、旦那は携帯をおいて義母の家に行っていた。

普段だったら絶対出ない、旦那への電話。
この時ばかりは戦闘モードで出た。

私「もしもし、すみません、今主人は子供を連れて外に出てるんです」
社「あーそうですか。ちょっと聞きたいことがあったんですけど、帰ってきたら連絡するよう伝えてください」
私「この電話で申し訳ございませんが、先ほどお電話した件でお話よろしいですか?」
社「・・・なんなんですか?奥さん?」

ここから社長は豹変。
語気を強めて話し出した。
私も屈せず語気強めに応対。

私「本日主人に◎月◎日に会社に来るように連絡をいただいたみたいなんですが、どういったご用件なのでしょうか?」
社「なんで奥さんにそんなこと言わなきゃいけないの?」
私「主人はもうお宅の会社を辞めているんです。これから就職活動する中で、数週間先の予定をいれられると困るんです。でも、用件次第では対応しますので、教えていただけないでしょうか?」
社「(旦那)さんが来るっていうから、来てもらうだけなんだから、都合悪いなら断ればいいでしょ?」
私「これまでのお宅の一連の対応をみて、断れる状況でしょうか?」
社「なんなんだね奥さん?わーわー、わーわーわめき散らして。うちみたいな小さい会社、奥さんの声が電話から漏れて、全部筒抜け。雰囲気悪くなるんだよね!」
私は昔から声が高くよく通るため、電話で声が筒抜けとは良く言われる。
↑の口調でわめくのは困難だし、むしろ社長の方が声を荒げていた。
でも、会社中に私の声が響くというのはなんとなく分かったので(笑)、少し声のトーンを下げて続けた。

ただここからの話、正直一年前の出来事のため、出だしはけっこう強烈に覚えているものの、あとの時系列が怪しい。
内容は大体覚えているので、順不同にご紹介。
ちなみに私と社長の電話バトルは1時間に及んだ。

つづく

by dckuma | 2018-11-20 20:41 | かぞくのこと | Comments(4)

旦那、その後 ~辞令~

このブログを見に来てくださってる皆さん、もうおなか一杯かもしれません。
でも、あと3話で終わります。 
って、まだ続くんかいっ!

弁護士に会った翌出勤日。
旦那に辞令交付がなされた。

そこには・・・

・内勤業務を命ずる
・時給850円とする

との記載があった。

時給850円??
いまどきコンビニのアルバイトの方がはるかにいいじゃん!

でも、これは新しい契約書ではなくあくまでも「辞令」。
これが飲めなければもちろんやめるしかない。
これでやめたいと言えばそれは通じるのか??

会社ではかなり萎縮しまくっていた旦那もさすがにこの辞令を見た途端「これは、ちょっと・・・」となった。

すると社長は

「この前営業ができないと言ったのは君じゃないか。仕方ないからこっちは譲歩してこのような辞令を出したんだよ」と言ってきた。
さらに「これが飲めないんだったら、君どうするの?」とも。

今まで自分に不利にならないように発しなかったあのセリフ。
でも、ここまで追い込まれると言わざる負えなかった。

「・・・やめます」

社長は「そうか。君がそういうなら仕方ない。残念だな。それなら、退職時期をいつにするか考えるから君は指示があるまで自宅待機してくれ。」

ということで、旦那は帰宅を命じられた。
それが月末を迎える2日前の出来事。

だが、これまでの社長の態度からそう素直に退職させてくれるか、それが心配であった。
急にできた自由時間は不安を増幅させるものとなった。

そんな時に旦那の友達から電話があった。
唯一家族以外の人でこの一連の出来事を知っている人物であった。
そして、過去に会社と揉めて、結果的に自分に優位な条件を勝ち取った経験のあるものでもあった。
彼は旦那の為に自分がお世話になった弁護士さんを紹介しようと電話をくれたのであった。

あまりにタイミングがよく、お友達にも急きょ時間を作ってくれた弁護士さんにも感謝。
旦那は今回は私が仕事だったため、一人で面談を受けに行った。

その結果

・最初に出された契約書はありえないこと
・ただ辞令に関しては正当な方法であり、向こうが代替案を提示したということになり、違反ではないとのこと
・給料と勤続日数を考慮すると、裁判は得策ではないこと(勝てても損する)
・名誉のために戦うこともあるので、希望すれば力になること
・また向こうの出方次第では↑の限りではないこと

ということであった。

旦那はもちろん私もプロの意見をきいて、向こうが素直に退職に応じてくれるのであれば、大事にはするのはやめようと決めた。

そして、同日夜、会社から電話があった。
退職願を会社に提出するようにとの連絡であった。
末日までの勤務かと思いきやその1日前に退職する手続きになっているようだった。
後で、その理由がわかるが・・・。

翌朝の朝礼で、旦那がいるにも関わらず社長は「80万円を取り戻すぞ!!(旦那を雇う際に仲介業者に支払った金額)」と意気込んでいたそうな。
それでも退職願を受理してもらえたので、安堵した。
旦那は荷造りをして、一応お礼を言って退社。
専務は完全無視。
社長は当たり障りのない「お疲れさん」とのことであった。

後味の悪い去り方だったが、これで会社に行かなくていいという喜びで力が抜けた旦那であった。

だが、その数日後、社長から再び電話があった。

by dckuma | 2018-10-29 23:41 | かぞくのこと | Comments(0)

旦那、その後 ~弁護士に会う~

戦い翌日、旦那はいつも通り仕事に出かけた。
だが、会社では仕事を与えられず、事務的な書類の処理や電話対応をするのみであった。
苦痛の内勤業務を終え、社長から再度「週明けに辞令を交付するから」と念を押され、帰宅した。

その日の夜は弁護士との面談があった。
義母に息子を託し、旦那と弁護士事務所へ。

弁護士はネットで探した。
いまどき何でもネットで探せる。
じゃ●んのような旅行サイトのように弁護士さんが集うサイトがあり、その中で比較的対応が早そうで、労務問題に長けてそうな人を探した。
本当は労務専門がよかったのだが(旦那が日中に連絡して、アドバイスをくれた弁護士さん)、昼間しか対応ができなさそうだったので、↑のサイトで探したのだった。

事務所は中心街のマンションの一室。
チャイムをならすと弁護士さん自身がでてきた。
席に着くと、お茶をもってきてくれた。
どうやら完全一人でやっているようだった。

一応相談料30分5000円であり、時間もないため、すぐに相談開始となった。
私は前日のうちに効率よく弁護士さんに相談する為、これまでの経緯と質問したいことなどをA4にまとめていた。
それに沿って話そうとしたのだが・・・旦那が話だし、しかもそれは要領を得ず、しまいには弁護士さんに「それは質問の答えになっていないですね」と言われていた。
もう132.png
もちろん本人に起こった身の上のことだから、旦那が話すのは当然だけど、話すならこの30分を有効にするようなものにしてくれ・・・と心の中で思う。
旦那はこれまで自分がしてきた仕事や今回のことに対する感情をむき出しに語っていた。
おいおいと思いながらも、こういうことって冷静な第三者の方が要領を得るのかもしれないと思った。

しょうがないので、私がヘルプをしながら、話を進めてもらった。
まず今回の戦いの引き金となった契約書をみてもらう。
弁護士さんは労働基準法に始まり、いくつかの労働に関する法律を私たちに提示しながら説明してくれた。
で、言われたことは以下の通り。

①契約書の記載事項一つ目の「仲介業者への手数料を支払うこと」は全く持って何の拘束力もないこと。ナンセンスなこと。
②二つ目に記載されている新たな給料は現給料から20%のカットとなるため、これは法をおかしていること(余程の事情がある場合は除く)。

つまり、この契約書は大いに問題があるのだ。
ただどんなに問題があってもサインしてしまえば、承諾したことになる。
旦那の逃げ切りが勝ったというわけ。
さらに契約が成立しなかったわけだから、これまで通り給料は支払う必要がある。

しかし、法律も非常に大事だが、会社の就業規則もそれに匹敵、時にはそれ以上に大事なものになるという。
余程のあくどいことが書いてない限り、就業規則が優先となる(就業規則は基本的に法律に基づいて作成されるため、なんでも書いていいというわけではないが)。
↑の内容も一般的な話であり、万が一就業規則に①②を否定する内容が書かれていた場合は100%の保証というわけでもなくなるらしい。

だが、その契約書も今は回収されてしまった。
そもそも回収するという時点で、社長側がこの契約書がまかり通ると思っていた可能性は低く、旦那に「できない」と言わせる手段だったにすぎないと予測する。
新たに休み明けに渡されるという辞令がどのようになるか。
そこが怖いところ。

最後に弁護士さんに聞いた。

この契約書を含める会社側の対応は簡単に言うと、旦那を辞めさせるためにやっていると思われる。
これは「会社都合の退職勧奨」になるのではないか?
法的に問題はないのか?

弁護士さんは「そうですね、これは退職勧奨ですね」と言ったが、続けて
「ただdckumaさんはこの会社にこれからもずっと居続けたいですか?居続けたいというのであれば、法的に戦うことは可能でしょう。でも、辞めたいのであれば、泣き寝入りのような状態ではありますが、退職勧奨と言っても最終的には自己都合退職になるでしょうね。しかも、会社側が会社都合と言うことはまずないです。」

私の調べた範囲では会社都合退職となった場合、会社側は条件によっては助成金の打ち切り、賠償金の支払いなどのデメリットが生じるため、ブラック企業は特に何が何でも自己都合にもっていこうとする。
退職勧奨は曖昧で、会社側が認めることはないし(やめさせるつもりで言ったわけではないと言われればそれまで)、その行為にこちらが耐えかねて「辞めます」と言ってしまえば自己都合になる。
この会社もその方法を取ってきたというわけだ。
勤続年数が長い社員がいないことを考慮すると、初めての手口ではなさそうだ。

旦那はもちろん辞めたいと思っているが、できるだけ自分に不利な条件での退職は避けたいところ。
でも、会社側と交渉するためには自分もそれなりに踏んばらないといけない。
そんな精神状態ではもはやなく、目を潰れる程度の損であれば、甘んじて受け入れて会社を去るのがよいであろう。
弁護士さんとの面会は「会社側の言ってきたことは専門家がみてもおかしい」と教えてくれただけでも、私たちにはすごく意味あるものとなった。

by dckuma | 2018-10-14 00:40 | かぞくのこと | Comments(2)

旦那、その後 ~戦闘編~

決戦日当日。

旦那にどんなことがあっても契約書にはサインするなと念を押し、仕事に向かった。
旦那もそれだけは絶対しない、と言っていたが、私はあの社長夫婦の様子からすると、悪徳商法並みに印鑑押すまで監禁することもあるかもしれないと思っていた。
それまでに聞いていた旦那がとった録音。
社長はやはり社長であり、理路整然風に高圧的であった。
一方、専務の社長夫人は女性ならではのヒステリックさ。
女性なら冷めた目で見れても、男性には社長よりも耐え難い存在でしょう。

だから、旦那を戦場に送り出している気がしてならなかった。
きっと戦闘開始は18時以降の時間外。
もし21時までに旦那が返ってこなかったら、会社に電話してみよう。
電話に出なかったら、警察に電話してもいいかもしれない。
そこまで考えていた。

そして、そろそろ18時になろうとしていた頃、旦那から電話が。
もう、終わった!?
意外とあっさり終わったのかと電話に出てみると・・・
「話し合いは今からなんだけど、家にICレコーダーない??」
と押し殺すような声で話してきた。
どうやらトイレから電話をかけてきたようだった。
「え?レコーダーって持って行ったんじゃないの?」
念のため、いつもレコーダーを置いているパソコン周囲をみてみるが、やはりない。
「そうか、ないか・・・。落としてしまったかも。とりあえず電話切ります!」と言って切れた。

ただでさえ不安な中、決定的証拠となるレコーダーがないなんて。
不安は倍増どころから何百倍にもなった。
食事もろくに喉を通らず過ごす時間・・・。
あと少しで9時だ。
帰ってこなければ、会社に電話、会社の対応次第では警察・・・そんなことを何度もシミュレーションしていた。

そして、21時を過ぎた頃、旦那が帰宅した。

あー、よかった。
でも、安堵も束の間、矢継ぎ早にどうだったか聞く私。

「とりあえず、サインはしなかったけど、本当にすごかった」

戦場から戻った旦那は当たり前だけど、憔悴しきっていた。
昨日もらった契約書はやはりサインできないと言ったところ、専務は金切り声を上げヒステリックに旦那を罵倒し、社長は旦那を犯罪者張りに非難した・・・そうだ。
つくづく録音できなかったことが悔やまれる。
旦那が犯したレコーダーを失くすという失態も正常ではない精神状態がそうさせたのかもしれないけど。

専務のヒステリーは論外であったが、社長は旦那がいかに悪いことをしたかということを正論風に言ってくるため、次第に旦那も「自分が悪いのでは・・・?」と錯覚してしまったと言っていた。

「君はできると言ったんだよ。それなのに成果を出していないじゃないか。嘘をついたんだね?」
→そりゃ、入社面接でできないなんてあらかじめ言う奴なんてそうはいないよね?しかも、本気で旦那も前職と似た業種だったので、過去のツテを何らかの形で生かせると思っていた。そうさせなかったのはお宅ですよね?
「こっちは君を雇うのに80万円もの仲介手数料を払ってるんだよ。正直、アカだよアカ。払ってもらって当然だよ」
→いや、全然当然じゃありませんよ。そんなに仲介手数料取られたくないんだったら、そもそもハローワークだけで登録しとけばいいんじゃね?
「君、全然仕事もしないし、正直言って懲戒免職にしたっていいんだよ」
→旦那があぐらかいて、会社でネットサーフィンしてるとか、営業と言いながら公園でくつろいでたら、どうぞ懲戒免職してくださいな。違いますよね?仕事してますよね?

ま、書けばキリもないし、録音出来なかったため、ほんの一部しか紹介できないが、冷静になればツッコミどころ満載だった。
だが、集中砲火を受けている旦那はどうしたらこの場を切り抜けられるか、そればかり考えていた。

ひとしきりしゃべり終わると、社長は「君これからどうすんの?」と聞いてきた。
旦那の心は限界。
「・・・この条件では働けません」と答えた。

すると社長は「ああ、そう。それなら仕方ないね。その契約書返して」と言って、旦那に渡した契約書を回収した(もちろんコピーはとっていたが)。
そして、
「来週新しく辞令を交付するから。今日は帰っていいよ。」と言った。

解放された旦那であったが、最後のセリフに新たな不安がよぎる。
私は話を聞いて、おどしのような契約書をちらつかせて、最終的には旦那から「働けない」という言葉を引き出したかったのではないだろうかと思った。
会社は悪いことをしていない社員の首を勝手にはきれない。
でも、自分から言わせればやめさせることができる。
そんなシナリオは最初からあったんだろうなと思ったが、その状況で彼らに誘導されてしまった旦那を責める気にはならなかった。


by dckuma | 2018-09-30 15:06 | かぞくのこと | Comments(2)

旦那、その後 ~戦闘開始編~

その日は突然訪れた。

ある日のこと、旦那が珍しく日中に電話をかけてきた。
私が仕事中なのを知っているのに、だ。
よほどの緊急事態と思い、人気のないところに行って、電話をかけなおす。

すると・・・

「今日いきなり、朝行ったら契約書を見直すと言って、新しい契約書をもらった。今日の夕方に返事しろと言われたけど・・・」

旦那の切羽詰まった声。
悪い話と分かりながら聞くのも怖いものだ。

「契約書に『人材派遣会社に支払った仲介手数料80万円を支払うこと』『給料は○○円(現在の20%カット)にする』と書いてあった。こんな条件飲めるはずがない。向こうの言い分は俺が向こうの期待する働きをしなかったからだって言うんだけど・・・」

「はあ?ちょっとありえなくない?仲介手数料払えって普通じゃないって。弁護士に相談した方がいいよ!」

旦那の話を聞いて、スルッと弁護士のアイディアが湧いたわけではない。
以前に旦那の友人が会社とトラブって弁護士に相談していたときいていたことと今回なんだか今までとは様子が違ったため、いざとなったら弁護士に頼むか・・・ということを事前に話し合っていたからだ。
と言っても、あてがあるわけではない。
旦那も仕事の途中だったため、一旦電話を切り、私は労働問題を専門とする弁護士を探した。

それから数時間して、旦那から再び電話があった。
旦那も旦那なりに弁護士を探して、とりあえず無料電話相談をしてくれるところをみつけ電話したらしかった。
非常に対応してくださった弁護士さんは丁寧で、旦那の現状を聞いて「その契約書はおかしい。決してサインをしてはいけない。サインを拒否した後、向こうがどうでてくるかで今後の対応が変わる」ととりあえずのアドバイスをもらえた。

旦那は絶対サインはしないという意気込みで会社に戻った。
「妻と相談してサインするので、今日はサインできない」とごまかした。
だが、社長夫妻は「そんなことも自分で決められないのか」「君はできるとか言って、僕たちをだましたんだよ」などなどサインをするよう迫ってきた。
そりゃそうだ。
向こうにしてみれば脅してでもサインしてもらえれば、超安月給で済む上に仲介業者に支払ったお金が返ってくるのだから。
多分旦那は弁護士に相談していなかったら、閉鎖空間で二人に尋問され、ついサインをしてしまっていただろう。

旦那はどうにか1日の猶予をもらって、その場を切り抜けた。

でも、逃げ切ったところで、明日からどうしたものか。
私たちは途方に暮れていた。
正直「辞めたい」状況ではあったが、会社規定によると1ヵ月前には退職意思を伝えなければならない。
あんな契約書を出してくるぐらいだから、彼らも法的に攻めてくるかもしれない。

やはり専門家によるアドバイスが欲しかった。
旦那が日中に相談した弁護士は平日の日勤帯のみの対応。
夜間に相談に乗ってくれるところはないかネットで探し、緊急対応してくれるところはいくつかあったが、どこも本日は無理との事であった。
最短で対応してくれるところが、翌日の夜。
決戦日は翌日であり、本当はその日にどう対応すべきかを一番聞きたかったのだが、このやりとりがすんなりと1日で終わるとは考えがたく、とりあえず予約した。
その弁護士さんも日中に電話した弁護士さん同様「決してサインはしてはいけない」とアドバイスをくれた。
また「録音すること」「可能であれば会社の就業規則をもってくること」とも言われた。

実はすでに録音は始めていた。
会社がブラックじゃ?と思い始めたころから。
だが、会社の就業規則は原則社外秘であり、旦那の職場は社長の背側にある本棚に社員「いつでもみていいよ」というスタンスで立てかけられていた。
常に専務が目をみはっている状況で、コピーはおろか、目を通すことすら難しい環境であった。

私たちは就業規則の入手は難しいだろうと考えた。
ただサインはしないこと、録音することはきちんとしようと決め、翌日を迎えた。

by dckuma | 2018-09-17 19:36 | かぞくのこと | Comments(2)

旦那、その後 ~同僚編~

ちょっとここで、旦那の同僚についてご紹介。

この会社での実働部隊は旦那を含めて3人。
皆、転職組。

まずはSさん。
彼は営業は営業でも新規開拓ではなく、品物をお客さんに届けることを主にしていた。
そのため、ライトバンのようなものに常に商品を詰め込みでかけていた。
3人の中で一番先輩のようなのだが、完全に社長に洗脳されていた。
社長にほぼ毎日怒鳴られて、凡ミスも頻発しており、精神発汗などもみられ、どうみても精神的に異常をきたしているようだった。
旦那が在職中には交通事故も起こしていた。
だが、ある日旦那が「大丈夫ですか?」と声をかけたら「なんですか?どうもないですよ」と何か問題でも?と言いたげな態度をとられたとのことであった。
Sさんを正常な感覚に戻してあげることはそう容易なことでもなさそうだった。
ましてや自分のことが精一杯で彼のことまで手が回らない状況であったため、以後Sさんとの絡みはなくなった。

次にWさん。
旦那入社後の教育係を担当してくれた方。
歳は旦那より一回り近く年下。
時々謎の早退をしていたが(社長容認)、後に早退の理由が明らかに。
この会社に入社後、詳細にはかけないが、刑事事件を起こして裁判所に行く必要があり、早退していたとのこと。
そして、旦那の教育がひと段落したら、退職予定ということも分かった。

Wさんは最初、旦那が道を覚えたりするのが遅いため、しばしばいらいらした姿をみせていたが、旦那が一度飲みに誘って、そこで打ち解けた。
そして、知ったことは、端的にいうと、社長がその刑事事件をネタに安い給料で彼を働かせていたという事。
↑はこちら側の表現だが、社長からすると「すぐ首にもできるけど、それじゃあかわいそうだろう。だから、少しを猶予を与えてあげた」というスタンス。
旦那は社長が「ほんとは秘密だけど」とかいいながら、旦那に事件の話をしてきたため、内容を知っていたのだが、Wさんの人となりを知った後は「本当にそんな事件を?会社のストレスのせいじゃ?」と思っていた。
だから、Wさんとの会話の中ではもちろん知らないフリをしていたわけだが、その悪条件での仕事もWさんは「会社に迷惑をかけたから仕方ない」と考えていた。
Wさんは月給から時給に変えられ、社会保障も残業代も支払われないという状態。
先輩と言えども中途採用で、数年しか働いていないため、もちろん会社規定にのっとり退職金も支払われず。
どうやら社長は社労士からアドバイスをもらいながら、会社に不利にならないような形で、彼を退職に追い込んでいるようだった。
客観的にみれば、社長は社員のことを考えた「やさしい人」だが、内情を知っていると安月給で働いてくれるいいカモを見つけたと喜んでいる悪人でしかない。
Wさんは旦那と飲みに行った際、旦那が「僕は君が何をしたか知らないけど、社長にあんな扱いをうけなきゃいけない人じゃないと思っている」と言ったところ、涙ぐんで「もっと早く(旦那と)出会いたかった。ありがとうございます」と言ったらしい。
旦那のみならず、相当精神的に追い込まれているんだと分かった瞬間だった。

Wさんとは結果的に退職時期が重なったため、事務的なことで数回連絡をとっていたが、以後はわからず。
元気であることを祈ります。

by dckuma | 2018-09-07 13:07 | かぞくのこと | Comments(0)

妻として、母として、医師として