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Life will be beautiful

旦那、その後 ~戦闘開始編~

その日は突然訪れた。

ある日のこと、旦那が珍しく日中に電話をかけてきた。
私が仕事中なのを知っているのに、だ。
よほどの緊急事態と思い、人気のないところに行って、電話をかけなおす。

すると・・・

「今日いきなり、朝行ったら契約書を見直すと言って、新しい契約書をもらった。今日の夕方に返事しろと言われたけど・・・」

旦那の切羽詰まった声。
悪い話と分かりながら聞くのも怖いものだ。

「契約書に『人材派遣会社に支払った仲介手数料80万円を支払うこと』『給料は○○円(現在の20%カット)にする』と書いてあった。こんな条件飲めるはずがない。向こうの言い分は俺が向こうの期待する働きをしなかったからだって言うんだけど・・・」

「はあ?ちょっとありえなくない?仲介手数料払えって普通じゃないって。弁護士に相談した方がいいよ!」

旦那の話を聞いて、スルッと弁護士のアイディアが湧いたわけではない。
以前に旦那の友人が会社とトラブって弁護士に相談していたときいていたことと今回なんだか今までとは様子が違ったため、いざとなったら弁護士に頼むか・・・ということを事前に話し合っていたからだ。
と言っても、あてがあるわけではない。
旦那も仕事の途中だったため、一旦電話を切り、私は労働問題を専門とする弁護士を探した。

それから数時間して、旦那から再び電話があった。
旦那も旦那なりに弁護士を探して、とりあえず無料電話相談をしてくれるところをみつけ電話したらしかった。
非常に対応してくださった弁護士さんは丁寧で、旦那の現状を聞いて「その契約書はおかしい。決してサインをしてはいけない。サインを拒否した後、向こうがどうでてくるかで今後の対応が変わる」ととりあえずのアドバイスをもらえた。

旦那は絶対サインはしないという意気込みで会社に戻った。
「妻と相談してサインするので、今日はサインできない」とごまかした。
だが、社長夫妻は「そんなことも自分で決められないのか」「君はできるとか言って、僕たちをだましたんだよ」などなどサインをするよう迫ってきた。
そりゃそうだ。
向こうにしてみれば脅してでもサインしてもらえれば、超安月給で済む上に仲介業者に支払ったお金が返ってくるのだから。
多分旦那は弁護士に相談していなかったら、閉鎖空間で二人に尋問され、ついサインをしてしまっていただろう。

旦那はどうにか1日の猶予をもらって、その場を切り抜けた。

でも、逃げ切ったところで、明日からどうしたものか。
私たちは途方に暮れていた。
正直「辞めたい」状況ではあったが、会社規定によると1ヵ月前には退職意思を伝えなければならない。
あんな契約書を出してくるぐらいだから、彼らも法的に攻めてくるかもしれない。

やはり専門家によるアドバイスが欲しかった。
旦那が日中に相談した弁護士は平日の日勤帯のみの対応。
夜間に相談に乗ってくれるところはないかネットで探し、緊急対応してくれるところはいくつかあったが、どこも本日は無理との事であった。
最短で対応してくれるところが、翌日の夜。
決戦日は翌日であり、本当はその日にどう対応すべきかを一番聞きたかったのだが、このやりとりがすんなりと1日で終わるとは考えがたく、とりあえず予約した。
その弁護士さんも日中に電話した弁護士さん同様「決してサインはしてはいけない」とアドバイスをくれた。
また「録音すること」「可能であれば会社の就業規則をもってくること」とも言われた。

実はすでに録音は始めていた。
会社がブラックじゃ?と思い始めたころから。
だが、会社の就業規則は原則社外秘であり、旦那の職場は社長の背側にある本棚に社員「いつでもみていいよ」というスタンスで立てかけられていた。
常に専務が目をみはっている状況で、コピーはおろか、目を通すことすら難しい環境であった。

私たちは就業規則の入手は難しいだろうと考えた。
ただサインはしないこと、録音することはきちんとしようと決め、翌日を迎えた。

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Commented at 2018-09-18 21:50
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by dckuma at 2018-10-02 00:11
> カギコメさん

そうだったんですね。
ほんと大変でしたね。
早く心の平穏が訪れることをお祈りします。

実は今書いている内容は1年ほど前の出来事なんです。
一応物事は終息しているので、たぶん大丈夫だと思いますが、心強いです。
何かあった時には相談させてもらうかもしれません。
ありがとうございます!
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by dckuma | 2018-09-17 19:36 | かぞくのこと | Comments(2)

妻として、母として、医師として