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Life will be beautiful

たなぼた現象

昨年、用事があり、ハル君と母と3人で大阪に行った。
大阪にいったついでに前職の病院へ。

ハル君に会ってもらい楽しいひと時。
同僚に会うだけで終わらせようと思っていたが、いろんな人に会いたくなり、病棟や外来にも行くことに。
すると外科の先生やら事務の人やらが私に会いに来てくれた。

そして口々に言われたことが

「先生戻ってきてください!!」
「先生がいなくなって、大変なんです!!」
「みんな先生がいなくなったことを’dckumaショック’って言ってるぐらいなんです!」

ということ。

戻ってきてくださいなんて、すごくうれしいお言葉。
私を必要としてくれるなんて、ありがいこと限りなし。

でも、、、問題は「何が」そんなに大変かということ。

前ブログには何度か書いたことがあるが、私の所属していた科の部長、副部長はいろんな面で「難」があった。
三番手だった私は後輩と部長たちの中に入ったり、他科の先生方との間に入ったり、コメディカルとの問題解決に奔走したりと、いわゆる医師としての仕事そのものよりも人間関係を取り持つ役割として重要なポストにいた・・・と思う。

その私がいなくなったことにより、消化器内科の人間関係はさらに稀薄となり、他科との連携もとれなくなってしまった。
忌々しき事態である。

ま、簡単に言うと、私がすばらしいというより上司がひどすぎて私がスペシャルにみえちゃったというわけ。
よく考えてみれば、私の今までの社会人人生、こんな感じのことで、得することが多かった。

4年目で行った病院では、4年目なんてまだひよっこなのに、前任の10年目以上たった先生があまりに仕事しなさすぎて、一生懸命に働いていると高く評価され、みんなにかわいがってもらえた。
9年目で行った病院では後輩が不祥事を起こして、職場をやめさせられ、そのあとのピンチヒッターとして送られたため、普通に仕事しているだけなのに、妙に褒められた。
そして昨年から今年3月までに行ってた胃カメラバイトのクリニックでは、これまた前任がイマイチだったようで、所長の先生は「dckuma先生にきてもらえてよかった。これからも本当は働いてほしい」とえらく気に入られた。

ある意味ツイているのかな、私。

だけど、私は素晴らしいわけでもなんでもなく、ただ単に「普通」なだけ。
比較級の問題で、前があまりにひどかったから私が異常に良く見えてしまうという、気の毒な状況。
褒められて時々「私ってすごいんじゃ?」って勘違いしかける時もあるけど、いやいやアノ前任者よりヤバいと言われたら、医師としてだけでなく、人間として終わってるじゃん、と自分を正している。

だが、とうとうそんな日も終わりを告げた。
4月から勤務している今の病院。
私の前任者がなんと、スバラシイのだ!!
研究や論文活動に勤しみ、患者さんのためにほとんど病院にいるような生活。

私とは違う。。。
ただでさえ時短勤務というハンディを背負っているというのに、どんなに一生懸命にやってもこれでは前任者の足元にも及ばない。。。

不安で仕方なかったが、とりあえず一生懸命やるしかない。
テキパキ元気に明るく、フットワークも軽く、少し無理してやってみたら、意外な反応が。

「先生が来てから、病棟が明るくなっていいよ」と部長からお言葉が。

どうやら前任者は寡黙だったよう。
飲み会のノリもイマイチだったそうで。

医師としてはどうかなと思うが、周りの潤滑油になれたのであればそれは本望。
今回はたなぼたというよりはおこぼれに救われたdckumaでした。


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Commented by miduki0902 at 2017-05-30 23:36
dckumaさん、新しい場所でdckuma さんが素敵な時間を過ごされている事。
何だか嬉しいです。

私も同じスタンスですよ~。
私も、おこぼれかな???でもね・・・一生懸命やっていたら。分かってくれる人は分かって下さいます。

笑顔多めって良い事です。
私は少し私と関わるdckumaさんが、今の場所で認められている事が嬉しいですよ。
お互いに頑張って笑顔多めに行きましょうね!!!
明日は週の半ば。このまま乗り切りましょう!!!

私は私の事を口説く男性に今日は、蹴りを入れて。
「美月は、分解しないで下さいね」と、牽制しておきました。
Commented by dckuma at 2017-05-31 11:37
> miduki0902さん
ありがとうございます★

「笑顔」「一生懸命」はある意味処世術ですね。
でも、自分も気持ちよく働けるので、一石三鳥ぐらいのお得感。

口説かれるなんてうらやましい~。
そんなこと近年ありません。。。
女子力もアップさせなきゃ。
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by dckuma | 2017-05-29 22:09 | ひとりごと | Comments(2)

妻として、母として、医師として