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Life will be beautiful

学校トラブル ②

K君の骨折が判明したのが、金曜日の夕方だったため、手術は結局翌月曜日となった。

仕事が終わったらどうだったか聞こうと思っていたところ、K君のお母さんからショートメールが入った。

そこに書かれていたことに私は青ざめた。

ハル君がK君に「ばけもの」と毎日言っているというのだ。

朝登校したとき、体育の時などに。
その文面からは先日電話した時とは明らかにトーンが違うと感じられた。

大変なことになった。

K君のお母さんの立場になれば、K君の骨折はハル君のいじめの結果として考えるだろう。

とりあえず帰宅後ハル君に聞こう。
と、思っていたら帰るまでに先生から電話があった。
どうやらK君のお母さんが先生にも私が確認する前に伝えたらしい。
これはもう「いじめ」ととらえているのであろうと確信した。

ただここで知ったことはハル君が「ばけもの」と言っただけでなく、K君の身体的特徴を言って「ばけもの」と言ったらしいということ。
これはいかなる理由であっても許されることではない。

先生にはまだハル君とこの件で話せていないことをお伝えし、電話を切った。

するとハル君は「ばけものなんていってない。ばけものはだれだー?っていっただけ」という。
しかも、K君とお互いに言い合っているとも。
ただやはり一度K君の身体的特徴についていじったことは認めた。

ハル君はもともと軽いが、場面緘黙症がある。
現時点でも担任の先生とは首を振る以外のコミュニケーションがとれていない。
友人関係においてはそれが緩和されることが多いが、そこまで仲がよくなければ自分から話しかけることはない。
なので、一方的にハル君が言っているとはいいがたいのだが、向こうは「Kはハル君から毎日一方的に言われていると言っている」と主張していた。

骨折させてしまっている手前、この点において強くこちらの言い分を伝えることは難しい。
でも、身体的特徴でいじったことは謝らなければならない。

そして、K君が退院して数日後、ご自宅に伺った。

お菓子とK君のための図書券を準備し、チャイムをならした。

# by dckuma | 2023-10-27 21:44 | こどものこと | Comments(4)

学校トラブル

実は春頃大きな事件があった。
一応一段落したので、話そうと思う。

ハル君の学校では放課後遊びクラブのようなものがある。
週3回開催されており、ハル君はそのうち2回参加している。

とあるクラブの日のこと。
私が仕事から帰っている途中、クラブの先生から突然の電話が入った。

「ハル君がK君にぶつかって、骨折したそうなんです。明日手術しないといけないみたいで」

ええ??ハル君が骨折!?
ってか、私に連絡なしになんでそこまで話が進んでるの?

「ハル君は今どこにいるんですか?」
「家にもう帰っていると思います」
「誰が病院に連れて行ってくれたんですか?」
「あ・・・dckumaさん私の伝え方が悪くてすみません。骨折したのはK君の方なんです。」

!!
この時不謹慎にも私は「ハル君が骨折した方がよかった」と思ってしまった。
最低の母親である。
大変なことになったという思いが先走ってしまったのだ。

先生にお相手の連絡先を伺い、電話をした。

するとお相手のお母さんは「子ども同士ですから仕方ないですよね~。転んだってきいて早めに迎えにいったんですけど、あまりに泣き止まないから病院に連れて言ったら、骨折と言われて。びっくりしました。」と怒っている様子はなく、明るく答えてくれた。

とりあえずお詫びをして、後日落ち着いたら謝罪にお邪魔することをお伝えし、電話を切った。

# by dckuma | 2023-10-02 19:56 | こどものこと | Comments(0)

これできっと最後

実はこの度、夫が転職することになった。

ええー!またー?という声が聞こえてきそうだが、その通りである。
ただ今回は前回の転職よりもまたさらに条件がよいものになる。

転職のきっかけは、今いる会社のお客さん。
といっても、そのお客さんは夫が20年勤めていた最初の会社時代からの知り合いだった。
営業マンなので、九州に販路を広げようと、出張に来ては夫と共に行動していた。

移動はもっぱら夫の運転する車なのだが、そこでいろんな話をする。
そうこうしているうちに「うちの会社にこないか?」って話になった。
でも、その知り合いの方は出張で九州に来ている。
つまり会社は九州にないのだ。

さすがに転居を伴う転職は私ももうこりごり。
一人で行ってくれ、ついでにお義母さんも一緒に連れてってくれ、私はハル君の面倒を見るためにこっちで転職する・・・なんてことを言っていた。
現実的ではないとわかってくれて、この話は一旦たち切れになった・・・と思いきや、再浮上。

というのは新しい職場の会長がちょうど今新事業に手を出していて、販路を広げるために九州営業所を立ち上げたいと考えていたからだ。
売る商品は180度ガラリとかわるが、むしろ夫の転職は立ち上げには必須となった。

ということで、転職が決まったのだ。

しかもこの話には続きがあった。
夫が転職話を唯一九州で仲良くしている友人に話したら、その友人がしばらく連絡をとっていない間に会社を辞めて、現在転職活動中というではないか。
もともと新しい会社側はメンバーがもう一人欲しいと言っていて、その友人も即仕事が決まったというわけだ。

ただ私には懸念事項が一つあった。
友人には過去に数回あったことがある。
とても面白い人なので、友人としてはいいなと思っていたが、仕事の同僚となるとどうかな?と思う点があった。
とにかく自分のペースに他人を巻き込もうとするのだ。

実際転職が決まった当初、いや現在もそのせっかちさゆえにいろんな段取りをすっ飛ばして先走ってしまう傾向にある。
これには夫もこの話のきっかけをくれた方も参っていた。
ただやる気は人一倍、いや2倍ぐらいあるし、頼りになるところもある。

そいうことで、九州支店の所長は夫がなることになった。

そして、2ヵ月前のとある日、現在の職場に退職を願い出た。
やむなしということで、もちろん認められたが、夫も周囲の反応で、自分が必要とされていたんだと自信が持てたようだった。

ということで、夫はこれまでとは違った商品を売る営業マンとして新たな出発をする。
これまでの転職を考えると、今はものすごく生き生きしており、少し口うるさくは言ってしまうもののひそかに応援している笑。

で、今回の転職は我が家にもプラスである。

・職場がかなり自宅から近くなる
現在高速を使って片道1時間半かけて通勤しているが、それが一般道路で30分ほどとなる。
これにより朝家を出る時間が遅くなるため、朝ハル君のために義母にわざわざ家に来てもらっていたが、それが不要となる。
・給料があがる
転職後、こちらにはなかなか恵まれなかったが、ようやく最初に働いていた会社並みの給料が得られるように。
うまくいくかはわからないが、営業なので、さらにインセンティブ付。
あと定年後も65歳までは現在の給料が保証されているという。
これもありがたい。

うまくいくかどうかはわからないが、とりあえずこれまでよりもはるかにいい条件で働けることになった。
これで最後の転職かな?

# by dckuma | 2023-09-20 21:40 | かぞくのこと | Comments(0)

ヤマは越えました

翌日Mちゃんをお迎えに病院にいきました。
入院継続を決定したその時、Mちゃんは頻呼吸をしていました。
私の中では朝まで持たないかもしれない、そんなことがよぎっていました。

翌朝病院から電話がなかったことで、とりあえず急変はなかったんだと胸をなでおろしました。
でも、あの状態なら持たないかもしれない。
最後はやっぱりおうちで見てあげたい。
移動が困難なぐらい弱っていることを除いて退院させよう。

そんな気持ちでMちゃんを迎えに行きました。
夫には前日に予約していたペット用の酸素室引き取りおよび設置を依頼しました。

病院につくと、Mちゃん、前日よりも息が楽そう。
こちらの声掛けに「にゃあ」と返事をしてくれました。
少し元気になってる!

先生からいくつかの注意事項とお薬をいただき、おうちに連れて帰りました。
帰る道中、再び息がつらそうだったので、めちゃくちゃ心配になりましたが、無事帰宅。
速攻酸素室にいれて、様子をみました。

でも、その夜までの間におしっこは1回もみられず、食事もちゅーるを数口ペロッとなめただけでした。

そして、翌朝。
またさらに呼吸が穏やかになっていました。
朝はちゅーるをペロリと1本平らげました。
昼は義母に見に行ってもらいましたが、調子がよさそうとのこと。
夕方、私が帰宅すると、なんと出迎えてくれました。
酸素室から出たそうにしていたので出してくれてましたが、うん、元気そう。
この日は計3本のちゅーるを食べました。

翌日ももっと元気になり、もう一匹の猫の食事を準備すると、速攻奪いに行ってました笑。
ただ4日間便がでていなかったので、カリカリを食べさせるのは見合わせることに。
ちゅーるもがっつき、今日はこの勢いならもっと食べれるかも。

夕方かかりつけの病院へ。
「まだ呼吸は少し早いけど、だいぶいいですね。酸素室もそろそろ返却してもいいかもしれません。」と言われました。
そして、便はもう肛門近くまできているので、もう少し待てばでるかも、とのことでした。

病院からかえったあとは、総合栄養食のウエット食を購入して、あげてみたところ、ぱくぱく食べてました。
そして、その夜ようやくウンチ。

日に日に食欲もアップ。
カリカリの食いつきも悪くない。

4日後の再診日にレントゲンを撮影。
心不全所見はほぼ消失していました!
でも、心臓の形状はかわらず、これはやはり肥大型心筋症によるものと思われ、こちらはずっと付き合っていかないといけない病気となりました。

一方、おなかの動きはだいぶよくなっていましたが、良好というところまではいかず。
先生からはしばらく分割食がいいでしょうと言われました。
あと胆石なのかなんなのかわからない高吸収のものもレントゲンで認めました。
確定するにはCTが必要だけど、猫の場合、鎮静を書ける必要があり、今のMちゃんの心臓には負担をかけてしまうということで、とりあえず様子をみることになりました。

そして、現在。
まだ高いところのジャンプは無理だけど、前よりは行動的になっています。
声も最初は濁った「にゃあ」だったのに最近は可愛い「にゃあ」に。

闘病は続くし、多分そんなに長くは生きられないのかもしれないけど、もう一度私たちにMちゃんとの時間をくれた動物病院の先生方に感謝です。

# by dckuma | 2023-09-19 21:07 | ねこのこと | Comments(0)

愛猫の急変

久しぶりすぎる猫の話がこんな話になるのはつらい。

実は愛猫のMちゃんの状態が急変したのだ。
一昨日まで元気だったのに、昨日朝から急にご飯を食べなくなった。
夕方になって、再度エサをあげようとしたが、まったく食べない。
心なしか息も荒い?

まだ時間的にかかりつけの病院がやっていたため、急いで予約して向かった。
すぐ診察してくれて、先生から「息も荒いし、血色も悪い。ショック状態かも」と言われた。
採血とレントゲンの結果、肺に肺炎のような影があり、昨日は1日何も食べていないのに胃の中がぱんぱん、そして、脱水も見られた。
とりあえず点滴と肺、胃に対する薬をうって、翌日再診の予定となった。
ただ帰り際に「このようになった原因がわからないので、もしものこともあるかもしれません。今よりも呼吸状態が悪くなったときは夜間急患センターに行ってください」と言われた。

帰宅後Mちゃんの様子を観察。
相変わらず呼吸は荒かった。
歩く時も身体を重そうにのっそりのっそり歩いている。

0時ごろようやく水飲み場にやってきた。
飲むかと思いきや一口ペロッとして、そのあとまたへたり込んだ。
よくみてみるとさらに呼吸が悪化している。
たった水飲み場にくるだけの行為で息切れしているのだ。

これはまずいと思い、夜間急患センターに連絡し、向かった。
到着するやいなやMちゃんは連れ去られ、私は問診を書いていたが、その途中で呼ばれる。
「呼吸がかなり悪いので、酸素をしています。胸水もたまってます。心臓の壁が厚いので、心筋症もあるのかも」

レントゲンをここでも撮影し、明らかに胸水が増加していた。
一方胃の内容物は前日よりも減少していた。

ERの先生の見解はこうだった。
「心筋症があるため、点滴の影響で肺水腫になったかもしれません。」

前日に脱水は明らかだったため、点滴を行った。
しかし、この時心筋症の存在は分からなかったため、これが心臓にかえって負担になったのである。
行った点滴は皮下点滴といって、動物ではよくやられるようだが、皮下に水をいれて、徐々に体に吸収させていくというもの。
かかりつけの先生は翌日まで持つようにいれているので、少なくとも12時間分の水分が皮下にいれられたと思われる。
利尿剤を使ってもこの皮下の点滴が無くならない以上、肺水腫のコントロールには時間を要する。
とりあえず朝までERに入院となった。

朝、かかりつけがオープンする少し前にMちゃんを引き取りに行く。
ERは夜間対応なので、朝にはしまるのだ。
先生からは明け方頃呼吸状態が悪化し、胸水を一旦抜いたとのことであった。
少しはましになったがまだきつそうである。

移動の間、酸素はどうするんだろう?と思ったら、O2テントといって、酸素を充填した袋にMちゃんをいれて運ぶという方法をとるとのことであった。
ただし、酸素は30分程度しかもたないため、30分を過ぎた場合や袋に水滴が出てくるようだったら袋を開放するよういわれた。
中で脱水にならないように車のクーラーをガンガンにきかせる。
そして、かかりつけに出発した。

かかりつけは完全予約制だったが、緊急時は電話をくださいとのことであったので、オープンぎりぎりぐらいにTELをした。
すると、すぐに受け入れてくれるとのことであった。
Mちゃんを預け、先生が治療を継続してくれた。
このままかかりつけの方で入院するかどうかは夕方また相談することとなり、一旦退散。

夕方行くと、レントゲン上は悪化はなく、胃の内容物もさらに減っていた。
その影響か水分とちゅーるとお薬を自力で飲めたそうだ。
それでもMちゃんの息はとても苦しそうだった。
先生ももう少し呼吸回数が落ち着いてくれるといんだけど、とのことであった。

とりあえずMちゃんを入院させることにした。
ただ個人病院なので、先生の夜中0時の診察後はAM7時ごろまで誰もいなくなるということ。
それでもぎりぎりまで先生に診てもらえる方がいいと判断し、入院を決めたが、これがつづくと可哀そうだと思った。

心筋症・・・以前からあったのだ。
今回を乗り切ったとしてもそうは長くないかもしれない。
それどころか現状は見ている限り厳しく、人間の医者ではあるが、こんなこと考えたくないけど、救命は難しいと思っている自分がいる。
それなら、せめて住み慣れた家で過ごさせてあげたい。

ということで、酸素室をレンタルし、明日自宅退院させようと思っている。

Mちゃん、明日迎えに行くからね。

# by dckuma | 2023-09-10 00:30 | ねこのこと | Comments(0)

妻として、母として、医師として

by dckuma